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2023/06/01(木)

くいしばりと腰痛

カテゴリー:知ってほしい事, 腰痛

 

【くいしばりと腰痛】

こんにちは 女性の慢性腰痛の専門家、川口です。

あなたはくいしばり、していませんか?

ひどくなると 口を開けたり物を食べたりというのが辛くなります。

でもこの症状、
腰痛や股関節の痛みなどにも関係してくるんです。

そちらについてお伝えしたいと思います。

・・・

Bさんはメンテナンスで通われる方。
元々はひどい腰痛があった方。

腰の痛みがない状態をキープしていましたが、久しぶりに腰が痛いことがあったとのこと。

それと同時に
今まで経験したことのない足のむくみ、体をひねる動作での左上半身の違和感。

何かされましたか ??

「いえ、 特に何も。いつもと変わらずです。」

いつからですか?

「10日ほど前からです。」

お体の状態は 動きの検査では自覚される痛みはほぼない。
しかし 骨盤の動きがいつもより格段に悪く、股関節の動きも 制限されている。

??

色々お話ししながら施術を進めたが、
いまいち、何かの決め手になる話は出てこない。

おかしいなあと感じながら、
骨盤の動き 股関節の動きを止めていた足裏のバランスの崩れを取る。

すると
体をひねる動作での違和感がなくなる。

股関節の動きも元に戻ったので、
足のむくみも体をひねった時の違和感も、足裏のバランスの崩れが関係している。

ただ今回、
なんでこんなに急にむくみや 違和感が現れたのか?
それが引っかかる。

何かあるはず。

施術が終わり、股関節の動きとむくみも軽減する体操を伝えた。

その後 少しお話をしていると
「あ、そういえば 作ったんですよ、マウスピース」
とBさんが話し始める。

マウスピース?

「食いしばりがきついから、マウスピースを作った方がいいって歯医者さんで言われて。」

いつから使ってるんですか?

「2週間くらい前かな…。」

マウスピース…あやしい。

実は食いしばりなどで硬くなる筋肉は、
体の微妙なバランスを取る筋肉でもあるのです。

そしてこの筋肉が硬くなる要因としては、足裏の歪みによる体のバランスの崩れは大きく影響します。

(以前、私は顎関節症で口が開かなかった時「どうしたら解決するだろう」と色々体 自分の体を観察し、
気づいたの が足裏の歪みを取ること。

今ではしっかり 口が開き、何ともない状態で話すことも食べることもできます)

B さんは施術後、予定が入っているとのことで、
マウスピースの影響で体の硬さが出ているかを検査することができませんでした。

なので
「もしよかったら、マウスピースを使うの 1週間から2週間やめてもらえませんか?
それで体が変化するかもしれません。」とだけお伝えしました。

足元の崩れをそのままに一部分だけ体を補正すると、別の場所に 痛みや症状が出ることがあります。

今回の B さんの場合、まだはっきりと マウスピースの影響とは言い切れませんが、その可能性もあるのです。

小児歯科の話にはなりますが歯科矯正する時に、
あまりにも 姿勢が崩れている場合は、
足元を矯正するための靴下を履いてもらうそうです。

姿勢が大きく崩れていると、矯正がうまくできないそうで…。

足元の歪みは全身に影響します…ね。

・・・

いかがでしたか?

腰痛は色々な要因で出てきます。
それを早くなんとかしたい時は、プロの手を借りるのが近道。

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