2023/05/10(水)
しりもちと腰痛
【しりもちと腰痛】
今日久しぶりに1年前に卒業した M さんから連絡がありました。
この方、以前は右側の腰が痛いということでご来院。
でも調べてみると右腕の硬さが腰痛に直結していたとわかりました。
そして順調に腰痛が改善して1年前に施術はご卒業。
どうしたのかな?
お話を聞いてみると ローラースケートをして尻餅をついた後、腰痛が出てきたとのこと。
腰痛は 出始めて3週間ほど。
この時の対処と
体の回復に必要だな施術についてお話しします。
・・・
【彼女の最近の様子】
施術卒業後は調子が悪くなりそうになると、お伝えしていた体操を思い出し、
それをやっていたとのこと。
この1年は腰痛を出さなかったそうです。
【彼女に何が起こったか】
連休中に子供さんとローラースケートをして、尻餅をついた。
かなりの痛みがあり、
特に畳に座ってから立ち上がる時が、地獄の苦しみだった(←本人談)
【彼女の対処】
連休中 だったとはいえ、痛みが強くなかなかひかなかったので 休日診療の病院へ。
実はこれはすごく大切なこと。
簡単に言うと コンクリートに体が激突したという状態ですので、骨折している可能性もあります。
まずは病院で、骨などに異常がないかどうかを確認するということはとても大事です。
長期休み中だとつい「お休みが明けて病院が始まってから」と考えてしまいがちですが、体の中で何が起こっているかを早く調べることは大切です。
この時彼女は レントゲンで異常がないことが確認されています。
【彼女への処置】
その後の動きの検査では、強い痛みが出ないものの・動きそのものに不安があるとのこと。
ベッドに仰向けに寝た状態だと
・左足が重い
・足裏をつけ腰を上げるという動作は腰が痛いが、寝返りを打つのは痛くない。
・仰向けに寝て 片足ずつ膝を曲げるのは強い痛みはないが、左足の動きが小さい
という状態だった。
足裏の歪み検査から
左の外重心が強いことは確認済みだったので、
左足の足裏の歪みを解放させてみると
仰向けに寝て膝を曲げたときの可動や腰を上げるなどの動作も大きく楽に。
床からの立ち上がりもしてもらったが、以前より早く 役に立ち上がる事ができている。
・・・
腰痛自体は尻餅をついた部分をかばうための動きから出ているが、
痛みの強さを長引かせているのは、左足裏の歪みだったようです。
どうしても痛い部分などに目が行きがちだが、強い痛みが長引いているのであれば
元々の動きがどうだったのか知り、
その動きで負担がかかる部分はどこなのか?
それが
腰痛に関連していないのかを考える必要もあると感じた。
#腰痛 #しりもち #仙骨